編集 |
JCF |
発行 |
オフィスエム |
ISBN |
4-900918-33-4 |
規格 |
A5判153ぺ一ジ |
NGO活動10年の軌跡と21世紀への展望
人類繁栄の象徴<原発>は
何処へ行こうとしているのか
今、いのちは何を訴えているのか
NGOに何が可能か
チェルノブイリはまだ終わっていない・・・
<目次より>
- はじめに
「1人の子どもの涙はすべての人類の悲しみよりも重い」
鎌田實 JCF理事長・諏訪中央病院院長
- 1. 1986年<4月26日>の原点から・・・
チェルノブイリの悲しみと向き合って
座談会
あれから3年 市民活動の限界を超えて・・・
(1994年グランドゼロ11号より)
鎌田實 JCF理事長・諏訪中央病院院長
吉永宏 JCF理事・YMCA同盟広報室長
高橋卓志 JCF事務局長・神宮寺住職
- 2. いのちの連鎖を求めて
・ベラルーシからのメッセージ
タチアナ・ブジリーナ チェチェルスク地区保健局
・時が流れ状況が変わっても、私たちは友達です
ミハイル・ボカチェンコ ゴメリ州立病院・移植部主任
・日本(信州大学)で学んだ先端医療を活かして
イリーナ・ニコラエバ JCFモスクワ事務局・通訳
・フセフ・リュブリー(みんなが好き!)
- 3. 響きと影 豊穣の大地とはかりあえるほどに・・・
対談 ベラルーシは美味しい!
小室等 JCF理事・歌手
貝原浩 画家
- 4. インタビュー&インタビュー
・私とチェルノブイリ
小池健一 JCF理事・信州大学医学部小児科学教室助教授
・ひと・医療・ベラルーシ
金井貞徳 JCF理事・松商学園教諭
・母親の死が教えてくれたこと
廣浦学 JCF理事・諏訪中央病院臨床工学技士
・NGOにとって医療支援とは何か
阿木幸男 JCF理事
・僕のNGO論〜いくつかの疑問に答えて
- 5. 天国はいらない故郷を与えよ 映画「ナージャの村」が残したもの
本橋成一 JCF理事・写真家・映画監督
チャイコバーバの悲しみ〜ぼくが「ナージャの村」を撮ったわけ
- 6. 奪われし未来から・・・
・科学者が検証したチェルノブイリ事故・東海村臨界事故
高木仁三郎 原子力資料情報室理事・高木学校主宰
・人類は科学技術とどう向き合っていくか〜チェルノブイリ事故を教訓として
高木仁三郎氏(左)と本橋成一理事
- あとがき
8000キロの彼方への想い・・・ 神谷さだ子 JCF事務局長
いろんなことがありました・・・
JCFの本「チェルノブイリからの伝言」は、これまでJCFが歩んできた10年がぎゅっと濃縮されている1冊です。
あの時あんなことがあったなあ、と懐かしむも良し、本からJCFの将来を大胆予想するも良し。
この10年、ただものではありません。
知らないことがわかってしまう
JCFと10年間関わってきた方も、支援をしていただいてきた会員さんも知らなかった、あの日、あの時のあの人の本音を今だから明かします。
はじめてJCFを知る人もこの1冊で生き字引になってしまいます。
21世紀の未来に向けて
JCFに関わって下さった方1人1人から丁寧にインタビューを重ねてきました。
原子力資料情報室高木仁三郎さんからは「遺言」とまでのコメントを頂いています。
これを読まずして、JCFいや21世紀の未来を語ることは出来ません。
チェルノブイリは原子力発電所開発史上最大の事故だった
半永久的に汚染の大地と化してしまったベラルーシ
かの地に暮らし続ける人がいる
森の木々や川、生き物たちと交歓しつつ暮らすつつましい日々
イワンさん、ソフィアさん、ナターシャ、スベータ・・・
彼らの営みの確かさに惹かれて、私たちは、また、会いに行くだろう
8000キロ、2昼夜の時空を越えて・・・
(あとがきより)